陥没乳頭はそのままにしていても体に害があるわけではありませんが見た目が気になることがあります。
また、指で引っ張っても出てこない真性の場合には、出産しても乳頭が出ていないため授乳ができないことも!
指で引っ張って出てくる仮性の場合でも、乳頭がへこんでいる部分には汚れが溜まりやすくなっているため雑菌が繁殖しやすく、陥没乳頭でない人と比べると乳腺炎という病気にかかるリスクが高まります。

自分でできるマッサージの方法

陥没乳頭改善のためのマッサージの方法として、片方の手で乳房を持ち上げ、反対の手は親指と人差し指を使います。
この二本の指を乳輪の外側へと押し当て、乳首を押し出すようにしながらとこの指を使ってゆっくりと乳輪を水平へと伸ばすように横へと広げていきます。乳頭がつまめるようになったら乳頭の付け根をつまみ軽く引っ張り出すように動かします。
これらの動作を繰り返し行います。親指と人差し指で乳輪をつまみ絞り出すように乳頭を圧迫したり、人差し指と中指とで乳頭をつまんだ状態で親指の腹を使って転がしていきます。最後に親指と人差し指と中指の三本を使い左右へとひねっていきます。
繰り返し行うことで少しずつ器具を使わず自分の指を使うだけになるため、場所を選ばずにできます。

1日に何度も行うよりも1日1回の2分から3分程度を毎日繰り返して行うほうが効果的です。なかなか乳首が出てきてくれない場合には、吸引機具などを買って乳頭を出してから行うようにします。

陥没乳頭になってしまう原因

陥没乳頭になってしまう原因の一つに乳腺の発達があります。乳腺とはおっぱいがでてくる腺のことで、乳房の中にあります。乳首の内側には乳管と呼ばれる部位があり、乳腺はここにつながっており、おっぱいがでてくる仕組みです。
この乳管が成長しきれず、乳腺により乳首が引っ張られた状態になってしまうことで陥没した状態へとなってしまうと考えられています。吸引しただけでは乳首が戻ってしまうのも出ている状態をキープできるだけの力がないからです。

乳首が出た状態をキープするためには、乳管や乳腺自体を成長させることも大事なことです。マッサージを毎日続けることで、赤ちゃんが吸う力により乳頭が出てきやすくなるのと同じようにマッサージの方法を使い少しずつ乳管を伸ばしていき、出ている状態をクセにすることも可能になります。
ただし、個人差もあるため無理はしないことが大事です!慣れるまでは、ゆっくりと行うようにし痛みが出ないように調整しましょう。

マッサージでのポイント

陥没乳頭のマッサージを行う際には、入浴中にすることがベストです。乳腺の発達を促すためにも血行が良い状態で行うほうがより効果を実感しやすくなるため、体の温まっている入浴中もしくは入浴後が最も効果的な時間です。
ただし、冬は風邪を引かないようにするためにも部屋を暖かい状態で行うようにします。これら以外の時間帯でマッサージする場合には、蒸しタオルなどで乳房だけでも温めてから行うようにします。また、入浴中以外で行う際には、乳首周りを清潔な状態にし、雑菌などが乳首へたまらないように気を付けます。
オリーブオイルやコールドクリームなどのオイルやクリームを塗りすべりをよくしてから行うようにします。乳輪を押しても乳首が出てこないことがあります。その場合には無理をしてしまうと乳房自体を傷つけてしまう危険性があるため、十分に気を付けます。
爪が伸びた状態では乳房を傷つけてしまうことがあるため、きちんと切っておくことを心がけます。

マッサージの時に注意すること

妊娠中は時期によってはマッサージ自体ができないことがあります。特に妊娠初期の場合は、乳首を刺激することにより子宮が収縮してしまうリスクがあることから胎動を感じることができる妊娠中期から始めるようにします。
途中で下腹部に痛みが生じたり張りを感じることがあります。その場合には、すぐに中止します。たまに途中で母乳が出てくることもありますが、妊娠後期になれば体が出産後に向けて準備中になるため特に問題はないとされています。
ただし、乳首にこびりつくようであればベビーオイルなどを使って柔らかくしてから拭き取ってください。

無理をしても乳房を傷つけるだけですから、毎日少しずつ根気よく引きだしていくことです。入浴時であれば体を洗っているため清潔ですが、それ以外の場合では、消毒綿などを使って洗浄した状態から始めるようにします。
力を強めても傷つけるだけですから、ゆっくりと痛くない程度に優しくつまんだりもんだりします。

まとめ

“陥没乳頭のままにしておいて乳腺炎になってしまった場合、痛みだけでなく膿が溜まってしまうこともあり、症状によっては切開処置が必要になります。見た目だけの問題でなく、健康を害する原因にもなりかねないため、セルフマッサージなどのケアを行っておくことです。
また、妊娠中の場合には授乳のために陥没乳頭をケアするように指導を受けることがあります。
時間をかけて体の状態に合わせたケアを心がけることが大事です。