乳首は通常何もしなくても乳首が飛び出ていますが、稀に内側に入ってしまって陥没乳頭になっている場合があります。これは特にお母さんになった時に大きな問題になります。陥没具合にもよりますが、授乳ができなくなるからです。
さらに他の病気にも繋がる怖れがあるため、治しておくに超したことはありません。そして病院に通う前にセルフで行なえる方法がいくつかあるので、まずはそちらを試してみましょう。

陥没乳頭を放っておくと

陥没乳頭はただ乳首が奥に入り込んでいるだけでなく、溝ができてしまっている状態です。乳首には乳腺が通っていて、身体の他の部分よりも分泌液が出やすいです。
その分泌液をいつまでも洗い流さないでいると、菌が繁殖して乳腺炎という病気に繋がる怖れがあります。乳首辺りが炎症を起こして腫れや痛みを伴う病気で、酷い時は日常生活に支障を来しかねません。場合によっては別の病気に繋がるリスクも持ち合わせています。

その予防のためには、乳首周辺を清潔に保っておく必要があります。しかし毎回乳首を引き出して洗うのは面倒で、億劫になってしまうかもしれません。それにそんなにこまめに洗えるような場所ではないので、多くても1日に2・3回が限度でしょう。そのためどうすれば陥没乳頭と上手く付き合えるかを考えるよりも、治してしまうことを目指した方が良いです。
一番手早いのは病院に相談することですが、あまり大事にしたくないのであれば、セルフケアで様子を見ましょう。

自分でできるケア方法

陥没乳頭のセルフケア方法としてメジャーなのは、マッサージをしてあげることです。基本は指先だけを使用するのでお金も必要なく、気が向いた時に周りに人がいなければ簡単に実践できるのが強みです。

細かな方法は色々ありますが、共通しているのは乳首周りに刺激を与えながら、組織の移動を促す流れを作るということです。ただそのままの状態でマッサージをすると、摩擦で痛くなってしまうことが多いです。
それに無暗に黒ずんでしまうかもしれないので、手元にあるクリームなどでスムーズに動けるようにした方が良いです。

また乳首を物理的に吸い出すのも効果的で、専用の機械が市販されていたりします。バネの力を使用するタイプであれば数百円程度で済むので、手を出すのも難しくないでしょう。そしてマッサージと機械のどちらでも、始めたばかりは元に戻ってしまうことが多いはずです。なので根気よく続けて、飛び出した状態の維持を心掛けるのが大切です。

自分でのケアが難しい真性陥没乳頭

陥没乳頭には個人によって、乳首がどれくらい入りこんでしまっているかの差があります。ある程度浅い部分であれば、飛び出た状態を維持できないまでも、指で触ってあげれば通常に近い形にすることはできます。
それは仮性陥没乳頭と呼び、セルフケアで改善できるほとんどがこちらです。

そして症状が酷い真性陥没乳頭になると、押してもビクともしない程奥に入り込んでしまった状態です。陥没したままで周りの組織も固まっているので、引っ張り出そうとしても邪魔されてしまうでしょう。
それを無理して吸い出そうとしたり押し出そうとすれば、身体を傷めてしまう怖れがあります。なのである程度試してみて無理なら諦めましょう。それは病院での手術が必要な程の症状です。

さらにもちろん仮性陥没乳頭よりも溝が深くなっているので、汚れが溜まったり菌が繁殖するなどで病気になるリスクも高くなります。なのでセルフケアが無理だとわかったら早めに病院に行きましょう。

どうしても治らなければ病院へ

真性陥没乳頭の病院での治療は、手術の質や医師の技術にも左右されますが、上手いところでは1時間程度で終わることもあります。麻酔を使用するので痛みを感じることなく済ませられ、入院も必要ありません。それだけで以後の生活が少し快適になります。

そして陥没乳頭は授乳機能に問題があるとして、保険が適用できます。なので手術そのものや麻酔など全てをひっくるめて、数万円程度の出費で済ませられます。ただ残念ながら陥没乳頭が引き起こす病気については保険は適用になってくれないので、授乳する可能性がある40歳前後がラインです。
それ以上になると全て実費での治療になってしまうので、授乳する予定がなくても若い内に受けておいた方が負担が少なく済みます。

見た目さえ気にしなければ現状維持でも問題ないと思うかもしれませんが、もし病気になって乳頭辺りに膿ができてしまうと、掻き出すためにメスを使うような治療が必要になります。
細かな部分は違いますが、どうせ似たような治療をするリスクがあるので、手術を受けておいて良いのではないでしょうか。

まとめ

陥没乳頭は放っておいても何も良いことがありません。鏡にを見た時に目に入るのも、きっと良い気分ではないでしょう。そして早い内に治療をしておくと、身体的にも経済的にも負担が軽く済みます。

もちろん自分でケアして治すことができれば、病院のお世話になることもなく費用もそんなにかかりません。そんなケアが有効かどうかを試す意味でも、陥没乳頭の症状がある人は早めに対処しておきましょう。